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流出まとめ · 2026年11月1日

SpeeCAN RAIDENに不正アクセス メールアドレス最大約3,136,000件が漏えいの可能性

株式会社アルカディアは、SpeeCAN RAIDENなどへの不正アクセスで個人情報が漏えいした可能性があると公表しました。設置されたバックドアから不正メール1,423,428通も配信され、第24報まで更新が続いています。

組織
株式会社アルカディア
公表日
2026年10月13日
件数
SpeeCAN RAIDEN 最大でメールアドレス約3,136,000件、電話番号約105,000件、FAX番号約15,000件(漏えいの可能性、推定値)。NET119 9,020件のメールアドレスに紐づく個人情報。119RAIDEN メールアドレス約97000件、電話番号約17000件、FAX番号約400件
情報の種類
連絡先の名前、メールアドレス、電話・FAX番号、担当者、契約情報、履歴として保存されている本文に記載されている内容、生年月日、性別、住所、他サービス登録時に入力した情報
原因
メディアサーバーのディレクトリパストラバーサル脆弱性から設定ファイルを取得され、サービス間ログイン用シークレットキーが流出。アカウントIDへの総当たりでログインされ、内部情報を取得された
状況
調査中
出典
https://raiden.site.ktaiwork.jp/archives/4597https://www.arcadia.co.jp/info/4076https://raiden.site.ktaiwork.jp/wp-content/uploads/sites/2/2026/10/【報告書】不正アクセスによる個⼈情報漏えいの可能性に関して20261023.pdfhttps://raiden.site.ktaiwork.jp/wp-content/uploads/sites/2/2026/10/【説明資料】不正アクセスによる個⼈情報漏えいの可能性に関して20261023.pdf

株式会社アルカディアは2026年10月13日、同社が運営するSpeeCAN RAIDENへの不正アクセスで個人情報が漏えいした可能性があると公式ブログで公表しました。その後NET119と119RAIDENにも対象が広がり、10月30日の第24報まで更新が続いています。漏えいの可能性がある件数は推定値で、調査は継続中です。

何が起きたか

10月23日付の報告書によると、10月11日にSpeeCAN RAIDENのメディアサーバーが不正アクセスを受け、内部情報が取得されました。報告書は「全サービスが漏えい可能性の対象」とし、NET119、119RAIDEN、社内会計サブシステムのDBにも痕跡があったとしています。raiden3のDBでは一部データが改ざんされ、10月15日に修正済みです。NET119の件数は10月16日に9,020件と確定しました。

二次被害として、10月13日01:17から07:16までのあいだ、同社のシステムから外部へフィッシング詐欺の不正なメールが配信されました。配信総数のうち少なくとも869,575通は同社が保有するメールアドレスへの配信ではないと明らかになりました。同社は外部機関でダークウェブ調査を行い、結果を後日報告するとしています。

約3,136,000件漏えいの可能性があるメールアドレスの最大件数(推定値)
1,423,428通外部へ配信された不正メール
9,020件NET119で漏えいの可能性があるメールアドレス
出典:株式会社アルカディア 報告書(2026年10月23日)

漏えいした情報

いずれも「漏えいした可能性がある」情報です。

サービス項目件数
SpeeCAN RAIDEN連絡先の名前、メールアドレス、電話・FAX番号、担当者、契約情報、履歴として保存されている本文に記載されている内容最大でメールアドレス約3,136,000件、電話番号約105,000件、FAX番号約15,000件(推定値)
NET119(net119.speecan.jp、net119fd.speecan.jp)利用者の名前、生年月日、性別、住所、電話番号、メールアドレス、FAX番号、他サービス登録時に入力した情報9,020件のメールアドレスに紐づく個人情報
119RAIDEN(fs119.ktaiwork.jpのみ)連絡先の名前・メールアドレス・電話番号・FAX番号、担当者、契約情報メールアドレス約97000件、電話番号約17000件、FAX番号約400件

SpeeCAN RAIDENではクレジットカードなどの決済情報を扱っておらず、漏えい対象ではないとしています。NET119の要配慮個人情報は漏えいしていないことを確認しており、映像通報は現時点で漏えいの可能性はないとしています。

原因と経緯

報告書は、メディアサーバーのディレクトリパストラバーサル脆弱性から設定ファイルを取得され、サービス間ログイン用シークレットキーが流出したと説明しています。さらにアカウントIDへの総当たりでログインされ、内部情報が取得されました。

攻撃から公表までの流れ(報告書の時系列より)

  1. 10月11日 06:26アクセス開始。16:39に設定ファイルの取得に成功
  2. 10月11日 23:40社内システム監視がDBの異常負荷を覚知し、不正アクセスを検知
  3. 10月12日03:00に経路を遮断。15:20に個人情報保護委員会へ速報
  4. 10月13日公式ブログで公表。11:00にraiden3・s2を緊急停止
  5. 10月15日 15:10raiden3・s2が復旧し、全サービス復旧完了
  6. 10月30日第24報。スマホサイトにログイン時2段階認証機能を追加

利用者がやること

同社は住民の方への案内について、個人情報保護法の目的外利用になるため、同社から直接のメール配信は行っていないと説明しています。登録先の自治体などからの案内も確認してください。2番目以降はRAIDENにログインする契約者向けです。

  1. 不審なメールやメッセージに応じない

    第3報は、不審な連絡に個人情報を提示・入力しないこと、身に覚えのない送信元や不審なメッセージのURL・添付ファイルを開かないことを呼びかけています。

  2. ログインパスワードを変更する

    第9報は、すべてのお客様にログインパスワードを変更してから利用するよう求めています。同じパスワードを他のサービスで使い回している場合は、そちらも変更します(一般的な対策)。

  3. ログイン時2段階認証を設定する

    第20報、第22報、第24報が必ず利用するよう求めています。スマホサイトからは設定できないため、PCサイトで設定します。

  4. SNS連携の利用者は設定し直す

    第15報は、LINE、X、Facebookとの連携を使う契約者に再設定を求めています。LINEはチャネルシークレットの再発行が必要です。

出典

セキュリティ道 編集部Web セキュリティの解説と、最近の情報流出のまとめ

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