安全対策の相談

流出まとめ · 2026年10月29日

講談社 社用メールに不正ログイン 連絡先最大3,812件が流出

講談社の社員が取引先を装ったフィッシングメールで認証情報を入力し、社用メールに不正ログインされました。連絡先最大3,812件が窃取され、553件になりすましメールが届いた経緯を整理します。

組織
株式会社講談社
公表日
2026年8月3日
件数
連絡先情報 最大3,812件(うち553件にフィッシングメール送信)
情報の種類
メールアドレス、一部の方の氏名
原因
取引先を偽装したフィッシングメールのリンクから偽ログイン画面に認証情報を入力し、メールアカウントに不正ログインされた
状況
調査中
出典
https://www.kodansha.co.jp/notices/723

株式会社講談社は2026年8月3日、社用電子メールへの不正アクセスにより個人情報が漏えいしたと公表しました。不正アクセスを受けた社員の連絡先情報が最大3,812件窃取され、そのうち553件のメールアドレス宛に、当該社員を装ったフィッシングメールが送られています。

何が起きたか

攻撃者は社員のメールアカウントに不正ログインし、連絡先情報を盗んだうえで、その社員になりすましたフィッシングメールを大量に送信しました。同じ日に社員が異常に気付き、パスワードの変更とセッションの削除を実施しています。以後、当該メールへの不正なアクセスは確認されていないとしています。

最大3,812件窃取された連絡先情報
553件なりすましのフィッシングメールが送られた宛先
出典:株式会社講談社 公表文(2026年8月3日)

漏えいした情報

流出したのは、社員のメールアカウントに登録されていた連絡先情報です。

項目内容
流出した情報メールアドレス、一部の方の氏名
件数最大3,812件
二次的な被害うち553件のアドレスに、社員を装ったフィッシングメールが送信された

原因と経緯

発端は、取引先を偽装したフィッシングメールでした。社員がメール内のリンクをクリックし、表示された偽のログイン画面で認証情報を入力したことで、メールアカウントに不正ログインされています。

フィッシングから通知まで

  1. 7月27日取引先を装うメールのリンクから偽ログイン画面に認証情報を入力
  2. 7月30日攻撃者がログインし連絡先を窃取、553件へなりすましメールを送信
  3. 7月30日(同日)社員が異常に気付き、パスワード変更とセッション削除
  4. 7月31日流出した可能性のあるアドレス宛にメールで通知
  5. 8月3日公表。個人情報保護委員会への報告も完了

同社は今後、発生原因を調査・特定し、再発防止に努めるとしています。

利用者がやること

講談社の社員から届いたメールでも、ログインや認証情報の入力を求めるリンクには注意が必要です。今回のように、知っている相手の名前で届くフィッシングメールは見分けにくくなります。

  1. なりすましメールを開かない

    講談社の社員を名乗るメールで、心当たりのないリンクや添付ファイルがあれば開かず、別の連絡手段で相手に確認します。

  2. 入力してしまった場合はパスワードを変える

    リンク先でIDやパスワードを入力した場合は、すぐにそのサービスのパスワードを変更します。同じパスワードを使い回している他のサービスも変更してください。

  3. 今後のフィッシングに備える

    メールアドレスが知られている前提で、ログインを促すメールはブックマークや公式アプリから開く習慣をつけておくと安全です。

出典

セキュリティ道 編集部Web セキュリティの解説と、最近の情報流出のまとめ

次に読む