安全対策の相談

流出まとめ · 2026年10月31日

ユミルリンク「Cuenote FC」不正アクセス 延べ5,162万件超に漏洩の恐れ

メール配信サービス「Cuenote FC」が不正アクセスを受け、49システムで延べ51,628,280件に漏洩の恐れがあるとユミルリンクが第二報で公表しました。16システムは件数を調査中で、今後増える可能性があります。

組織
ユミルリンク株式会社
公表日
2026年10月19日
件数
Cuenote FC 49システムで延べ51,628,280件(漏洩の恐れ。16システムは件数を調査中)、Cuenote BASE 契約者情報190件
情報の種類
アドレス帳(メールアドレス、氏名、都道府県、生年月日などの付属情報。企業ごとに項目が異なる)、配信記録、Webアクセス記録、利用企業の担当者の氏名・メールアドレス・住所・電話番号、Cuenote BASE 契約者の企業名・氏名・電話番号・メールアドレス
原因
ライブラリの脆弱性を悪用した不正アクセス
状況
調査中
出典
https://www.ymir.co.jp/info/ymir-information20261027.htmlhttps://www.cuenote.jp/information/news/unauthorizedaccess.html

ユミルリンク株式会社は2026年10月19日、メール配信サービス「Cuenote」への不正アクセスを公表しました。10月26日の第二報では、Cuenote FCの49システムでデータの出力が確認され、漏洩の恐れがある件数は延べ51,628,280件と更新しています。第一報の時点では5システム、延べ約900万件としていました。

何が起きたか

10月16日の早朝、担当者アカウントの異常を発見し、調査でライブラリの脆弱性を悪用した攻撃と特定しました。攻撃者はサポート・品質管理担当者の認証情報を取得し、不正プログラムを設置してデータベースからデータを出力していたとしています。10月25日には新たに42システムで不正アクセスとデータ出力の記録が確認され、翌26日までに該当する42社へ連絡しました。

延べ51,628,280件Cuenote FCで漏洩の恐れがある件数
49システムデータ出力の痕跡を確認
16システム件数を調査中
出典:ユミルリンク株式会社 第二報(2026年10月26日時点)

漏えいした情報

件数は延べで、人数ではありません。アドレス帳の具体的な内容は企業ごとに異なるため、調査完了後に報告するとしています。

サービス対象情報
Cuenote FC延べ51,628,280件(漏洩の恐れ)アドレス帳(メールアドレス、氏名、都道府県、生年月日などの付属情報)、配信記録、Webアクセス記録、利用企業の担当者の氏名・メールアドレス・住所・電話番号
Cuenote BASE190件(閲覧可能な状態)企業名、氏名、電話番号、メールアドレス

Cuenote FCで複数企業が利用する3システムには、漏洩の痕跡は確認されていません。SR-S、SMS、Auth、Survey、Push、安否確認のサービスには漏洩などの影響はないとしています。

原因と経緯

原因はプログラム(ライブラリ)の脆弱性です。同社は脆弱性の修正、担当者の認証情報の削除、不正プログラムの検知体制の整備、接続元IPの制限を進めています。

検知から第二報まで

  1. 10月16日異常を発見し攻撃を特定。不審なIPを遮断し、対策本部を発足
  2. 10月18日他のシステムでも不正プログラムを確認。対象データセンターの全システムを予防停止
  3. 10月19日警視庁と個人情報保護委員会に届出。第一報を公表
  4. 10月22日全システムのログイン・操作記録の遡及調査を開始
  5. 10月25日新たに42システムで不正アクセスとデータ出力の記録を確認
  6. 10月26日42社へ連絡。第二報で件数を更新

利用者がやること

同社は、関係先を装った偽のメールやSMSへの注意を呼びかけています。「ご利用確認のお願い」などの件名でカード会社を名乗り、送信元が info@cuenote.jp となっている迷惑メールも確認されたとしています。

  1. 心当たりのある企業からの案内を確認する

    メールを受け取っているサービスが対象かどうかは、各企業の公式発表で確かめます。メール内のリンクではなく、公式サイトを直接開いてください。

  2. 不審なメールやSMSに応じない

    身に覚えのないURLや添付ファイルは開かず、個人情報やパスワードを入力しないでください。同社は、パスワードや認証コード、カード情報を尋ねることは一切ないとしています。

  3. 使い回しているパスワードを変える

    Cuenoteを利用している企業の担当者は、パスワードを変更し、同じものを使う他のサービスも変更します。可能なら二段階認証を設定します。

出典

セキュリティ道 編集部Web セキュリティの解説と、最近の情報流出のまとめ

次に読む